薪ストーブは『WINNERWELL Winnerwell Nomad View』をメインで使っていますが、ソロ用に以前から気になっていたモキ製作所の『俺のかまど』を買ってみました。
コンパクトで無骨ながら、燃焼効率にも定評があるカッコイイ薪ストーブ。
本体にブラックの耐熱塗装を施し、テントにインストールしたのでレビューします。
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『俺のかまど』とは
鍛冶屋4代目の茂木さんが昭和43年に開業、薪ストーブやボイラーを造っている『モキ製作所』がアウトドア用として販売している薪ストーブ。
茂木さんの燃焼哲学から、800℃の高温燃焼で高度な3次燃焼現象を生み出し、無煙・無臭を実現。
日・米・独・中で特許を取得している『茂木プレート』が『俺のかまど』にも装着されています。
2次燃焼が一般的ですが、その更に上を行く燃焼効率で少ない薪でも豊かな熱量を得ることが可能。
商品名のフォント、メーカーのキャッチコピー『錆は男らしさの勲章』、羽釜付属、組立ては自分で行うという、男心をくすぐる薪ストーブです。
『俺のかまど』の基本情報
サイズ | 幅19.0cm、奥行32.8cm、高さ26.7cm |
重さ | 6.6kg |
材質 | 本体 鋼板、煙突ステンレス |
付属品 | 1号羽釜、スパナ、煙突 |
説明書通りに組立てればスパナ1本で簡単に完成します!
薪ストーブ本体は材質が鋼板だけあって歪みは出ないだろうと思われるくらいの厚みがあります。
錆防止に薬剤が塗ってあるのでヌルヌルしているので、初回の使用時に屋外で1度焼いて薬剤を飛ばす必要があります。
煙突穴の下に見える穴が開いた鉄板が『茂木プレート』です。
煙突は1本のみなのでテントにインストールするには別途購入が必要です。
一般的な径なのでホームセンターでも手に入ります。
『俺のかまど』を耐熱塗装してみた
使い込んで錆びて行くのも楽しそうでしたが、個人的に黒が好きなので耐熱塗装を施しました。
私がやった手順は下記のとおりです。
メモ
1度火入れをして薬剤を飛ばした後に分解
1度火入れをして煙を出して薬剤を飛ばします。
その後、塗装のため一度分解しておきます。
粗めのサンドペーパーで表面を軽く研磨
分解したパーツの表面を塗装のノリがよくなるように400番のサンドペーパーで軽く研磨しました。
耐熱スプレーで3回に分けて塗装
アウトドアで使うものなので、3度塗りしました。
耐熱スプレーは結構乾きが早かったので助かりました。
煙突も黒にしたかったので煙突も同様に塗装
どうせなら煙突も黒がいいなということで、煙突も同様の処理で塗装しました。
なかなかいい感じにできました!
塗装した後に火を入れると塗装が固着するようです。
『俺のかまど』をテントにインストール
ソロでも使用しているサーカスTC BIGにインストールしてみました。
サーカスに黒が似合う!
煙突の継ぎ目の塗装がいまいちででしたorz
煙突ガードは傘立てで自作しました。
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早速火入れしてみました。
俺のかまどの奥行きは32.8cmなので、30cm長の薪をネットで購入!
文化たきつけを使いましたが、あっという間に薪に着火しました。
すぐにゴォーという音を立てて一気に火力アップ。
奥の茂木プレート側に勢いよく炎が吸い込まれています。
がんがんに焚いたところで煙突を確認しましたが煙が全然出ていない!
本体上部の蓋を取っても全く煙が出てきません。
茂木プレートの凄さを感じます。
サイズ的にサーカスTC BIG全体を暖めることは難しいだろうと思っていましたが、薪をMAXに詰め込んだ状態だと思った以上に暖まります。
ただ、暖かさを保つには容量的に頻繁に薪を入れ続ける必要がありますね。
ソロ用のテントだと十分暖かいと思います。
薪をくべながらお湯を沸かしてコーヒーを飲み、上部の直火口で焼鳥を焼いてみましたが、一人遊びにはちょうどいいサイズ感じでちょー楽しい!!
ソロの時には『俺のかまど』で十分と感じました。
『俺のかまど』を実際に使ってみて
サイズがコンパクトでありながら燃焼効率がすこぶる良く、調理も可能でかなり楽しめる薪ストーブでした。
自分で組立てたり塗装したこともありかなり愛着が沸きます。
ただ、サイズがコンパクトゆえに薪のサイズが限られることがちょっと難点かなと感じました。
自分で切ってたらとんでもない作業量になっちゃいます。
せっかくなのでソロ用のテントを購入して使ってみようと思います。
その際にはまたレビューします!