最近のキャンプ・車中泊ブーム、災害の多さからポータブル電源の需要が伸びていますね。
需要の増加に伴い大容量化、機能の向上が進み、数年前に比べ様々なモデルが登場し競争を繰り広げています。
今回は新たに入手したコンセントを2基搭載し、15,000mAhの大容量なのに軽量コンパクト、USB-C対応とユーザビリティ最高な『PhewMan500』を紹介します。
『PhewMan500』について
日本企業の株式会社イデアルさんが日本最大級のクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」でプロジェクトを行い、目標金額の500%以上をも達成したポータブル電源。
リチウム電池の仕様変更、ACアダプターを外部接続とし本体の軽量・静音化、ノイズ音の軽減など細部までこだわって作られています。
仕様
本体サイズ | 幅25.6cm × 奥行16.6cm × 高さ16.9cm |
定格電力 | 500W |
消費電力量 | 540Wh |
容量 | 15,000mAh |
1mAhあたりの単価 | 0.398円/mAh |
変換効率 | ≧85% |
AC充電口 | 2 |
USB充電口 | 4(うち1つはUSB-C) |
DC充電口 | 3 |
冷却ファン | 2扇 |
ディスプレイ表示項目 | 使用端子、消費電力、残量、使用可能時間 |
LED | 24LED、1,440lm |
ソーラーパネル充電方式 | MPPT方式 |
重量 | 5kg |
定価 | 59,800円 |
世界各国の認証をクリア
日本国内のPSEマークをはじめ、世界各国の安全品質テストをクリア。
耐衝撃・落下テスト、温度検査も実施されており、安全性が非常に高いといえます。
『PhewMan500』の外観と付属品をレビュー
外箱には「商品が届いてからが、お客様とのお付き合いのスタート」とのメッセージが!
正面
シンプルで剛健なデザインがカッコイイ!
液晶パネル、LED照明、入出力端子のすべてが前面に配置されています。
DC、USB、AC、LEDと個別に電源のON/OFFボタンがあります。
充電中。液晶が明るくて非常に見やすいです。
左右側面、背面
排気口が3カ所。『PhewMan500』には2扇のファンが搭載されており、45度以上になると稼働。
上部
持ち運び用のグリップがあります。
グリップの感触も良い感じです。
付属品
付属品は下記の5点。
- 日本語の取り扱い説明書(保証書付き)
- ソーラーパネル用充電ケーブル
- シガーソケット用充電ケーブル
- AC電源ケーブル
- 外付けACアダプタ(24V/3.75A)
シガーソケット用充電ケーブル
ソーラーパネル用充電ケーブル
『PhewMan500』の特徴をレビュー
大容量15,000mAh
身近な機器であるスマホを例にすると40回のフル充電ができる容量。
災害時など家族4人でシェアしても10日間はフルパワーが維持できると考えると凄いですよね!
【使用可能機器の例と使用時間目安】
機器 | 使用時間 |
スマートフォン(3,000mAh) | 約40回フル充電 |
ノートパソコン | 約6回フル充電 |
小型冷蔵庫(45W) | 約12時間 |
ドローンバッテリー(4,500mAh) | 約30時間 |
電気ケトル(400W) | 約11時間 |
扇風機(50W) | 約10時間 |
電気毛布(50W) | 約10時間 |
大容量なのにコンパクトで軽量デザイン
ポータブルといっても容量が増えるとそれなりにかなりの重さになります。
『PhewMan500』の5.0kgという重量は同クラスのモデルのなかで最軽量級だと思います。
アウトドアなど、外へ持ち出す際には言うまでもなく軽い方が良いので、軽量化に力を入れたところに好感が持てます。
豊富な充電口と充電方法 コンセント2基、USB-Cポート搭載
AC出力×2、DC出力×2、シガーソケット、USB-A(TYPEA×2、QC3.0×1)、USB-Cと豊富な充電口。
これだけあれば大人数でシェアしても困らないですね。
キャンプ時には、もう1つあれば!という場面が意外とあるので、コンセントが2つあるのはとてもありがたい。
『PhewMan500』のAC電源は純正弦波なので、家庭で使用している機器が問題なく使えるのもポイント。
ちなみにシガーソケット部にこのような変換プラグを使えばさらに増やすことも可能です。
ディスプレイが見やすく便利
ディスプレイも見やすく、表示項目も分かりやすい。
左から『残量』、『使用可能時間』、『消費電力』、下部にどの電源のスイッチがONになっているか表示されます。
緊急時に便利な大型LED搭載
1,440lmと非常に明るい大型LEDが搭載されています。
結構な光量のガスランタンと変わらない明るさです。
明るさは『弱』、『中』、『強』、『非常灯』と4段階の切替えが可能。
写真では伝わりづらいですが、強にすると真っ暗な6畳の部屋で全体を視認できるほど明るい!
テント内でふと明かりが欲しい場面ではとても重宝しそうです。
静音性が高い
2扇の冷却ファンが搭載されており、45度以上になると稼働。
高負荷以外はファンが稼働しないので通常の使用状態では全くの無音。
またファン稼働時の音も確認してみましたが、就寝時以外ではさほど気にならないレベルの音でした。
販売元が安心の日本企業である
販売元が日本企業であることは大きなメリットの1つだと思います。
海外製でサポートとのメールのやり取りがうまくいかず困った経験のある方も多いのではないでしょうか。
『PhewMan500』は日本人スタッフによる「電話」、「メール」でサポートが受けられます。
実際に使用してみた
スマホ(Galaxy note9)の充電
普段使用しているGalaxy note9をUSB(QC3.0)で充電してみました。
Quick Charge(クイックチャージ)とは、米国QUALCOMM社が開発したスマートフォン・タブレットを高速で充電できる規格です。例えばQuick Charge 3.0(※)充電規格であれば、USB充電の約4倍も速くスマートフォンのフル充電ができます。
しっかり急速充電されています。
Galaxy note9のバッテリー容量は4,000mAhなので約30回もフル充電ができてしまいます!
冷風機の使用
夏のキャンプで使用している冷風機『YAMAZEN KCT-DC404』を使用してみました。
この冷風機の消費電力は47W。
まずは【弱】
消費電力は30Wで使用可能時間17時間
【中】
消費電力は35Wで使用可能時間15時間
【強】
消費電力は42Wで使用可能時間12時間
【弱】であれば17時間も使用できます。
私は就寝時にのみ【中】で使用しているので朝まで問題なく使用できそうです。
電気毛布を使用
冬のキャンプには必須で使用している電気毛布。
使用している電気毛布は55Wです。
【中】で使用
消費電力は59Wで使用可能時間12時間
【強】で使用
消費電力は63Wで使用可能時間8時間
真冬のキャンプの就寝時は【中】で使用しているので、12時間使用可能であれば朝まで問題ありません。
今まで電源サイトで延長ケーブルを引き込んで使っていましたが、その煩わしさが無くなるのはとてもありがたい!
まとめ
上記以外にもタブレット、ノートPC、ドローン、LED照明等、様々な機器に使用してみましたが、電力も十分で同時使用も問題なくしようできました。
『PhewMan500』の特に気に入った点は、『大容量』、『持ち運び安い重さ』、『USB-Cポート』、『大型LED』、そして何より『販売元が日本企業』であること。
バッテリーの爆発事故はニュースでたまに目にしますし、個人的には日本企業が販売しているものを選ぶのがベターだと考えています。
『PhewMan500』は大容量なのにコンパクトで軽量、しかも欲しい機能が全部入りと非常に満足度の高いポータブル電源です。
これからポータブル電源の購入を検討されている方は、候補として検討されることをお勧めします!